自然と触れ合うことでストレスが軽減される!?女性にとって嬉しいことも。
人が最もリラックスできる場所は「森」らしい
現代の社会において、様々に変化する環境に身を置いている私たち。
環境から様々なストレスを受けますが、逆にストレスを減らしてくれるコトもあるようです。
その一つが「森林浴」。
確かに緑溢れる公園でのんびりしていると心落ち着く気持ちになります。
それでは実際どのような効果があるのでしょうか。
森林浴が健康によいことは医学的に証明されているようです。
先日、フィンランドにあるタンペレ大学・精神学科の実験にて、人が最もリラックスできる場所は「森」だという研究結果がでたというニュースがネットにあがりました。
フィンランドのタンペレ大学、精神学科における実験でのことです。
いろんな年齢や性別の人間を混ぜて3つのグループに分けます。一つ目のグループは、ヘルシンキ市内のカフェに行く。二つ目のグループは市内にある公園の芝の上にゆっくりと横になる。3つ目のグループは森へ行くというもの。 (中略)
カレビ・コーペラ教授(Prof. Kalevi Korpela)によって行われたこの実験では、この後に唾液を採取。ストレスホルモンの量がどのように変化し、またそれぞれのグループにおける違いがあるのかを検査したのです。
その結果、森に行ったグループは、すべてのグループ内の人間においてストレスホルモンが大きく下がっており、リラックス効果が高かったことがわかりました(公園の芝に横たわるグループはその次にリラックス効果が高いことが判明)。
少し前に森林浴という言葉が流行りました。
そのときにリラックスできると聞いていましたが本当のようですね。
自然が人をリラックスさせてくれる、ストレスを低減してくれるということが少し気になり調べてみました。
するとなんと2004年に日本が初めて森林の癒し効果を医学的に測定したそうです。
森林セラピー研究会による実験結果が発表されました。その実験とは、駅前の雑踏と森林の中で、唾液に含まれるストレス物質の濃度、ホルモンの分泌や脳の活動状況などを調べるというもの。 実験の結果、森の中では雑踏に比べ、唾液の中のストレス物質の濃度が低下。また脳の中では、思考や記憶をつかさどる部分の活動が落ち着くことも確認され、森林浴で人体は生理的にリラックスした状態になるということが実証されたそうです。
働く女性にとってよいことも!
森林浴はストレス低下に繋がることがわかりましたが、
女性にとってはより嬉しい効果があることもわかっています。
森林浴は女性の NK 活性や細胞数、抗がんタンパクを
上昇させ、この効果は最低1週間、1ヶ月後もある程度
は持続することから、がんや風邪などの予防効果が期待
されます。
NK 細胞とは、白血球内のリンパ球の一種であるナ
チュラル・キラー細胞のことで、がん細胞やウイルスを
攻撃して殺傷する役割を持つようです。
ガンや風邪などの予防ができるのはとても嬉しいニュースですよね!
ストレスフルで喧噪な都会を少し離れて、2,3日森林浴をしに旅行に行ってみていはいかがでしょうか。
人が癒されるのは森だけではない
人を癒してくれるのは森林という大きな自然だけではないようです。
公園や街など、緑が多いところであれば精神的に安定するみたいですね。
イギリスのエクスター大学の調査で、街に緑が多ければ多いほど、そこに住む市民の精神状態が安定・強化され、その住民が緑の少ない地域に引っ越すと、精神が不安定になることを述べています。
オフィスや自分の部屋に少し観葉植物を置くだけでも効果があり。
緑が少しでも私たちの環境にあるとよいみたいです。
イギリスのニュースサイトMail Onlineによると、“職場に鉢植えの植物を置くと健康に良い”という研究結果が明らかになりました。鉢植えの植物は、オフィスワーカーの疲労やストレス、喉の渇き、頭痛、咳、肌の乾燥を軽減する働きがあるといいます。
なるほど。
森林という大自然だけでなく、
私たちの環境に少しでも植物があるだけでだいぶ違うようですね。
なかなか日々忙しく、森林浴のために旅行も行けないよ!
って人は多いと思います。
そんな方は少しでも日常の生活の一部に植物を取り入れてみてはいかがでしょうか。